出雲屋炭八

アレルギーセミナー開催します!!

2019年4月19日

みなさんこんにちは!出雲カーボン松岡です。
いよいよゴールデンウィークですね!みなさんは10連休をどのように過ごされますか?

さて、今回は炭八が行って来ました、アトピー性皮膚炎の研究について少しお話したいと思います。炭とアトピー性皮膚炎ってなんか関係あるの?と思われるかもしれませんが、実は炭八を使うことがアトピー性皮膚炎など、アレルギーの予防に役立つ可能性があります。
アトピー性皮膚炎は、ダニなどの環境抗原(アレルゲン)が重要な増悪因子と考えられています。

もともと日本は高温・多湿な気候風土のためにダニが発生しやすいということに加え、住宅の高気密・高断熱化により室内に湿気がこもりやすくなり、じゅうたん、カーテン、フトンなど、身の回りにダニが生息しやすい環境になっています。

このような住環境に炭八を使用するとどうなるのか?
炭八が余分な湿気を除湿し、多湿を好むダニの繁殖しにくい環境を作り出すことが出来るのです。

平成15年4月から行った島根大学医学部との産学共同研究では、アトピー性皮膚炎患者さん6名の住まいの床下や天井裏や敷布団の下に炭八を敷設して10ヶ月間症状の推移を観察しました。すると6名中5名の皮膚症状に顕著な改善が見られました。確認されたその効果は、平成17年第35回日本皮膚アレルギー学会で発表されています。

この様な研究を進めていく中で解ったことは、フトンにダニが多いことです。人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとともに、体温によりフトンが温められダニの繁殖には最適な環境となります。何しろ、1日の3分の1の時間をフトンで過ごす訳ですから、フトンを除湿しアレルゲンであるダニを減少させることは、非常に重要なことであると考えています。

そこで、新たに「炭八入りのすのこ」を開発し、ベッドのマットレスの下に入れダニの減少を確認しアトピー性皮膚炎の治療に役立てる為の産学共同研究を行う運びとなりました。
研究に先立ちして、島根大学医学部小児科と出雲土建株式会社の主催で「子供のアレルギーセミナー」を開催します。多くの方のご参加をお待ちしております。