こんにちは、淺沼です。
暑さのピークも超え、少しずつ過ごしやすい気候になってきましたね。
実はあまり認識されていませんが、9月~10月は前線が日本列島にかかり、梅雨と同様に雨が降りやすくなるため、カビが発生しやすくなります。
湿気が多いこの時期、お客様から炭八についてのご質問のお電話も多くいただきます。
今回はその中より、特に多いご質問について回答させていただきます。
Q1, 炭に有効期限はありますか?
有効期限はなく、取替も不要です。炭八は炭素率が93%であり、木材などと異なり腐ることもないので、半永久的に湿気を吸ったり吐いたりできます。
木材も湿気を吸放湿する素材であり、法隆寺や正倉院などの建物に使われている木材は千年以上、調湿作用を発揮しています。腐食しなければ木材も半永久的に機能します。
Q2, 炭八はたまに干す必要がありますか?
そのままでも除湿効果はありますが、1ヶ月に1回程度天日干しをするとより効果が得られます。
Q3, 炭なので、燃える事はありませんか?
一般的に炭といえば、燃料用として、炭焼きされたものがほとんどです。白炭といわれる備長炭のような、焼肉に適した炭や、高温で燃える黒炭といわれる炭があり、燃えやすく製造されています。
炭八は、燃料用の炭よりも調湿やにおい吸着が発揮できるよう特別な製造方法で焼いています。燃える成分はほとんど飛ばしていますので、燃料用の炭にのように燃えることはありません。炭八は約450℃が着火点となりますので、発火源となることはほとんどありません。包んでいる袋は不織布(ホリプロピレン)の袋で、約150℃で溶けますが、着火温度は約400℃です。
淺沼