出雲屋炭八

建材の目利きも絶賛!

建築資材のプロが
「炭八」を選んだ理由とは?

「有限会社太田建材」代表取締役

大田 誠さん

「床下用炭八」大田 誠さんインタビュー

全国各地を飛び回り、優れた建築資材を仕入れられている太田建材社長の大田誠さん。
建築資材のプロフェッショナルに、「床下用炭八」についてお話をお伺いしました。

「床下用炭八」大田 誠さんインタビュー

―建材店さんのお仕事とは、どのようなものなのですか?

住宅を建てるための建築資材を工務店さまに販売しています。
弊社はその中でも、木材系の建築資材を中心に取り扱っています。

―どれくらいの種類を扱われているのですか?

全部、合わせると3万5千種類くらいでしょうか。

―そんなにたくさん!

今、住宅ニーズは多様化しているんです。
円安や物流費の高騰で資材価格が上がっているため、よりリーズナブルなものを求める工務店さまがいます。
一方で、住宅にこだわりを持つ施主さまのために、普通とは違う風合いやデザインの資材を求める工務店さまもいます。
さまざまなニーズにきめ細かく応えていくのが、弊社の役目ですから。

―どのように資材を見つけられるのですか?

以前は商社から買うのが一般的でした。
しかし商社が扱うのは安定供給できる、大手メーカーが製造する汎用性の高いものばかり。それではきめ細かいニーズに対応できません。
今は全国各地を回り、例えば夫婦二人で経営する小さな工場ながら非常にユニークなものを製造しているところと直接取引をするなどしています。
もちろん商社との取引を止めるわけではなく、うまく使い分けていくという感じですね。

―すごい! ご自分の足で探されているのですね。
そんな建築資材のプロである大田社長が、「炭八」を扱うきっかけは何だったんですか?

私が入社してすぐだったから二十年くらい前ですかね。
「炭八」ができたばかりの頃に、勉強会に参加したのがきっかけです。

当時、湿気対策のための建材というものがなかったので、とても興味を惹かれました。
出雲は古い家が多く、湿気が原因となるカビやゴキブリの発生に困られている方がたくさんいましたから。
実際に試供品を自宅で試してみて、効果を実感したので、取り扱うことを決めました。

―これまでにない商品だと、工務店さんに商品説明するのは難しかったのではないですか?

そうですね。
今でこそネット販売やテレビ通販を通して「炭八」を知っている方が増えていますが、当時は誰も知らない状態でした。
私自身が実際に使用していい商品だと実感したので、工務店の方にも使ってもらうのが早いと考えて、なかば無理矢理サンプルを置いていったんです(笑)。
一度使っていただくと、「これはいいもんだから分けてくれ」とみなさんに言っていただけました。

―先ほど、当時は湿気対策の建材はなかったと仰っていましたが、今はどうなのですか?

今は鉱石を原料にしたものなど、いくつか同様の機能を持つ商品が出ています。
それらもよい商品ですが、敷設のしやすさでは「炭八」が断然優れていますね。
袋に入っているので汚れにくいですし、軽いので持ち運びもしやすい。
それに若い方なら、職人の手を借りずとも敷設できるくらい、取り扱いが簡単です。

―工務店さんにとっていいことだらけですね!

施主さまにもメリットはありますよ。
工事がすぐに済むので、リフォームのように仮住まいする必要がないんです。
もちろん費用もグンと安くすみます。

―いやらしい話になりますが、工務店さんにすると、費用が安くすむというのはリフォームと比べてあまり儲からないことになりませんか?

確かに、そういう見方もできます。
ですがリフォームはお金がかかりますし、将来の暮らし方を考えないといけないので、施主さまもそう簡単に意思決定できません。

弊社では、リフォームはもう少し検討したいけど、「今すぐ冬の底冷えや夏の湿気を何とかしたい」という施主さまに、「炭八」を薦めています。

  • 「炭八」で当座の問題を解決することで、施主さまからの信頼を勝ち取ること
  • 強引にリフォームを薦めるのではなく、じっくり時間をかけてご要望をお伺いすること



これによって実際にリフォームするとき、弊社にご依頼いただく確率が高まるんです。
それに「炭八」は再利用できるので、リフォーム後も無駄になりませんしね。

―短期的な儲けは少ないけど、お客様の信頼を得ることで、長い目で見れば利益につながるということですか?

仰る通りです。
率直に言って、これまで建築業界には建てっぱなし、造りっぱなしの会社もたくさんありました。
ですが人口減少していく日本で、そんな焼畑農業みたいなことは続けられません。
施主さまと長期間にわたって良好な関係を築き、快適な暮らしを提供し続けていける会社しか生き残っていけないんです。
安価で効果的な炭八は、工務店が施主さまとつながる“きっかけ”として、最適だと思います。

―「炭八」はすぐに効果を発揮するのですか?

「炭八」には、大きく“調湿”と“脱臭”、2つの効果があります。
“脱臭”については、敷設してすぐに効果を実感できるはずです。
田舎では点検口を物置代わりに使われているお宅も多いのですが、そこからカビの臭いが上がってくるんです。
ですが、炭八を入れると短期間でカビ臭が気にならなくなります。
だから、満足度が高いんです。

―“調湿”のほうはどうでしょう?

当の意味で調湿効果を発揮するには1~2年はかかりますね。
もちろん敷設してすぐに、「炭八」は床下の余分な湿気を吸ってくれます。
ですが古い家の床のジメジメや冬の底冷えをなくすには、床下の木材がたっぷり含んでいる水分を乾かしきらないといけません。
それにはさすがの「炭八」も2年近くかかってしまうんです。

―これまでリフォームのお話をお伺いしてきましたが、築浅の家に「炭八」は必要ないのでしょうか?

そんなことありませんよ。
個人的には都市部の住宅密集地帯にある、築浅物件こそ「炭八」が不可欠と思っています。
今の住宅は、ベタ基礎といって、床下にコンクリートを敷き詰めるのが一般的です。
ご存知のように、日本は地震大国なので、ベタ基礎にすると耐震性が高まるからです。
ですが、コンクリートには大量の水分が含まれています。
住宅密集地だと風通りがよくない場合が多く、さらに最近は高気密住宅が増えているので、コンクリートに含まれている余分な水分が室内にこもることがあるんです。
一概には言えませんが、新築住宅なのにカビが出たり、床がジメジメしたりするのはコンクリートの水分のせいかもしれません。

―「炭八」がコンクリートの水分を吸湿してくれるのですね。

その通りです。
せっかく建てた一軒家なのですから、保険だと思って「炭八」を敷設されることをお薦めしますね。
家はどこかに歪ができると、そこを基点にいろいろな問題が起きることもあるので。

「床下用炭八」大田 誠さんインタビュー

―貴重なご意見、ありがとうございました。
建築資材のプロの声を聴けて、とても参考になりました。

出雲は長年湿気に悩まされてきましたが、今は温暖化により、日本各地が高温多湿化しています。
湿害に悩む方も増えていると思うので、全国の建築関係者や施主さまに「炭八」を知ってもらえるといいですね。

大田 誠さん

1981年生まれ。「有限会社太田建材」代表取締役。 父が設立した太田建材を引き継ぎ、2017年に代表取締役に就任。 建材店として住宅資材を扱うのみならず、2021年には工務部門を設立し、資材調達から施工までを最後まで責任をもってやりきる一貫体制を構築した。 モットーは、「豊富な知識と高い技術力で、施主さまを笑顔にすること」。