会社概要
Companyprofile
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産学官共同・連携による研究開発により、製品の科学的根拠を明確にし、
お客様から信頼される誠実な仕事をします。
社員の幸福を実現することが、お客様の喜びと感動を生み出す原点と考えます。
調湿木炭の製造・開発を通して快適な住環境を提供し、地域社会に貢献します。
調湿木炭「炭八」により空気を変え、快適で健康的な住まいづくりに貢献します。
出雲カーボンの創業は2001年。日本全国の戸建住宅の床下を調湿木炭「炭八」により除湿して家を長持ちさせることを目的に、木材のリサイクルによる日本最大級の炭化プラントを島根県出雲市に建設したことにはじまります。
創業当時、「木炭」といえば農林業品・燃料用であり、湿気を吸ったり吐いたりするいわゆる調湿材としての効果・効能に関することは言い伝えなどによるものが多く、データによる裏付けがなかったことから、工業製品とは言いがたいものでした。 従って、製造方法の確立、測定データによる効果の実証、マーケットの掘り起こし等は、新規事業でもありゼロからのスタートでした。 炭化炉による木炭の製造開始前から産学共同研究により、製品の調湿能力が最も高くなる樹種の選定や製造条件の確立と床下の除湿効果の実証に、販売開始までに1年間を費やしました。
創業以来私たちは、「炭八」の利用にあたり、高温多湿である日本の「調湿に関する先人の言い伝えや知恵」を現代の住環境作りに取り入れています。
「炭八」を住環境に利用し、家の病気を治すことが、人の健康につながることを科学的・医学的に評価するために、大学など様々な研究機関・研究者(工学・医学・生物学・建築学等)との産学共同研究等により効果を実証してまいりました。
創業から約16年経過した今、調湿木炭「炭八」の効果は当初の予想をはるかに超える支持を得ており、活用分野も多岐にわたり、除湿効果をはじめ、上下階の防音効果や、建材等の化学物質の吸着、節電効果、過乾燥対策、空気浄化など「住まいと人」の健康に役立つ可能性を拡げています。
出雲カーボンは、日本の中でも出雲大社のお膝元である出雲という土地にご縁を得たことに感謝し、常に新鮮な驚きと熱意で本物の住まいのあり方を探求し続ける会社でありたいと考えています。
今後もお客様から信頼され、必要とされる企業をめざしていく所存ですので、出雲カーボンの活動にご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 石飛 裕司
1953年生まれ。普通高校卒業後、測量会社を経て74年衛生空調設備会社に入社、83年出雲土建株式会社移籍入社。91年同社代表取締役。2001年出雲土建の関連会社として出雲カーボン株式会社を創業し代表取締役、現在に至る。2007年第2回ニッポン新事業創出大賞アントレプレナー部門で優秀賞を受賞。
坂本 光司
(さかもと こうじ、1947年6月4日 - )
1947年静岡県生まれ。法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長。「人を大切にする経営学会」会長。「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞・審査委員長。他に経済産業省やJICA等、国や自治体、団体の委員多数を務める。専門は中小企業経営論、地域経済論、障がい者雇用論。著書は『日本でいちばん大切にしたい会社シリーズ』など、のべ80冊以上。
私が専門とする研究分野は中小企業経営論、地域経済論などです。日本国内でこれまで足を運んで訪問調査やアドバイスを行ってきた企業はおよそ8,000社に上ります。 多くの企業を実際に見て、詳しく知る中で、企業の理念や商品、サービスを総合的に見た時「この会社はいいな」と感じられる会社は、1割ほど。さらにそこから、広く紹介したいと思えるような素晴らしい会社は、ほんの一握りです。出雲カーボンと、その母体となる出雲土建株式会社は、『人に喜ばれる仕事をしよう』(WAVE出版)という私の著書の中で、「炭八」の商品開発を通じてひたむきに住環境を追求する企業として紹介しています。
「炭八」開発の原点は、石飛社長の「1人でも多くの人に、健やかに暮らしてほしい」という思いです。住宅の建材から発生する有害物質を吸着し、自然な調湿機能によってカビやダニを減らす木炭を高い品質で提供するために、島根大学との共同研究に社長自ら取り組んできました。製品の規格化を行い、さまざまな研究機関との産学連携によって機能・効果の科学的な裏付けを得たことで、「炭八」を使った住まいは出雲から日本全国に広がりつつあります。
企業経営の使命は、会社に関係するすべての人を幸せにする活動だと私は考えています。社員とその家族が「この会社にいられてよかった」と感激でき、取引先や協力企業が感嘆する企業のあり方、お客さまを感動させる商品づくり、会社が属する地域への貢献、株主や金融機関が「あの会社に投資してよかった」と思える経営が揃った「五方よし」こそが、企業の理想形であり、この理念をつらぬくことが企業を長続きさせる秘訣です。
出雲カーボンは、売りたい、儲けたいという気持ちが先に立った企業ではありません。社員、取引先、お客さま、地域、株主という五方の幸せづくりのために愚直に、一途に努めてきた企業だからこそ、多くの人に応援されていますし、私も高く評価させていただいています。 人の利益を優先する「利他(りた)」の精神を保ち、時代が求める商品をつくり続けるのは、並々ならぬ苦労があるでしょう。しかし、こうした価値ある企業は、地域を活性化し、日本を明るくする宝です。「炭八」を使った住まいで多くの人が長く健康に過ごしてほしいという願いのために、これからも歩み続け、発展していただきたいと思っています。
坂本 光司
(さかもと こうじ、1947年6月4日 - )
1947年静岡県生まれ。法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長。「人を大切にする経営学会」会長。「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞・審査委員長。他に経済産業省やJICA等、国や自治体、団体の委員多数を務める。専門は中小企業経営論、地域経済論、障がい者雇用論。著書は『日本でいちばん大切にしたい会社シリーズ』など、のべ80冊以上。
調湿専用の木炭として、水蒸気の吸放湿能力の高い木炭を製造できる炭化条件を調査、検討を行う。
様々な炭化温度、炭化時間で比較検討を行った結果、約800℃で1時間高温炭化すると調湿能力が高く、高品質な木炭が安定して製造できることを解明し、炭八製造の基礎となる製造条件を確立した。
国立大学法人 島根大学
研究・学術情報機構
産学連携センター
地域産業共同研究部門
教授,産学連携マネージャー
北村 寿宏先生
木炭(炭素)の知識、経験が豊富であり、木炭製品の開発から製品化、流通にいたるまでの一連について助言。独占権利化を行うための特許取得ノウハウを指導し、床下調湿材、防音調湿天井構造として木炭では取得が難しいとされていた特許を2件取得するに至った。
石崎炭素技術研究所
代表
石崎 信男先生
現代の住居における本格的な調湿木炭「炭八」敷設による、床下での湿度低減効果と木材含水率低減を全国で初めて実証することに成功した。また、開発当時の包装不織布からの木炭粉漏れ問題に着目し、水蒸気は通しつつ粉漏れをしにくい不織布をデータにより検討・選定し、敷設作業効率の改善に寄与した。
国立研究開発法人
森林研究・整備機構
森林総合研究所
複合材料研究領域 積層接着研究室
特任研究員
末吉 修三先生
従来型の工法(束石工法)と現代型の工法(布基礎工法)の床下に調湿木炭「炭八」を敷設し、床下湿度低減の建築工法別の評価、および床下環境の改善効果の検証を行った。現代型住宅(布基礎工法)では、床下通気の不足による湿度上昇が確認され、調湿木炭「炭八」を床下に敷設することにより,床下環境の除湿効果があることを実証した。木材学会を中心に学会発表を行い、全国の研究者に対して調湿木炭「炭八」の効果を発信した。
東京学芸大学・自然科学系
准教授
大谷 忠先生
調湿木炭「炭八」を敷設した住居内において、ダニ数、種類の調査を行い、調湿木炭「炭八」の有無による湿度推移とダニ数推移を検証。調湿木炭「炭八」の敷設により住居内のダニ数が減少傾向にある事を実証した。
株式会社
ペストマネジメントラボ
代表取締役
高岡 正敏先生
住居内のカビ胞子数、種類の調査を行い、調湿木炭「炭八」の有無による湿度推移とカビ数推移を検証。調湿木炭「炭八」の敷設により住居内のカビ胞子数が減少傾向にある事を実証した。
NPO法人
カビ相談センター
高鳥 浩介先生
アトピー性皮膚炎患者宅に調湿木炭「炭八」を敷設し、敷設前後の皮膚症状や血液中の血清総IgE抗体量、ダニ特異IgE、カビ特異IgEの各抗体量を観察。調湿木炭「炭八」敷設後、患者の6人中5人において皮膚症状の改善やIgE抗体量低下がみられた。
※血液中のIgE抗体はアレルゲンに対するアレルギー感作の目安となる。
島根大学医学部皮膚科学教授
森田 栄伸先生
島根大学医学部との共同研究において、調湿木炭「炭八」の効果特性から研究テーマに合ったシーズを提案。自らも実証研究において評価方法の助言を行う。
島根大学産学連携センター
地域医学共同研究部門
(医学部兼任教授)
教授
中村 守彦先生
小児気管支ぜん息の患者宅に調湿木炭「炭八」を敷設し、敷設後の咳の回数、喘鳴の状況などぜん息症状の経過を観察。「炭八」敷設後、咳・喘鳴の減少、学校欠席回数の減少が認められ、7人中6人においてぜん息症状に改善がみられた。調湿木炭「炭八」敷設が小児気管支ぜん息に有用である可能性を示した。
島根大学医学部小児科
教授
竹谷 健先生
調湿木炭「炭八」を床下に敷設した木造住宅への効果を建築学会において全国で初めて発表。
また、鉄筋コンクリート造マンション「炭の家」において、天井裏に天井用調湿木炭「炭八」を敷設時の居住空間の温湿度、臭い、エアコンの消費電気量、快適性、結露量等について評価・検証し、「炭八」が居住空間の環境改善に効果があることを実証した。
三重大学大学院・
生物資源学研究科
教授
中井 毅尚先生
調湿木炭「炭八」を天井裏に敷設した住居内において上階からの騒音を測定した。スプーンを落とした時の高い音(軽量床衝撃音)並びに、子どもが走り回るような低いドスン音(重量床衝撃音)が調湿木炭「炭八」敷設によって低減している事を実証。特に重量床衝撃音を低減させる画期的な方法であることを全国に発信した。
九州大学・農学研究院
教授
中尾 哲也先生
出雲大社のクロマツの樹勢回復において「炭八」を土壌改良材として利用、技術的な指導を行いクロマツの樹勢回復成功に寄与した。
大阪工業大学
工学部環境工学科
客員教授
小川 眞先生